2010年 09月 04日

STEINS;GATE レビュー

評価:A
※まゆりルート?だけ未プレイ

ちなみにエロゲにカテゴリふりましたが全年齢対象です、誤解なきよう
5pbとニトロ+のタッグということで、舞台設定はカオスヘッドと同じらしいです
とはいってもカオスヘッドにとのクロスなんてほどんどないので、プレイする上では全く関係ありません

しかし主人公が独創的過ぎます
大概物語の主人公ってのは総じてカッコイイ系に属すものですが、、、
カオスヘッドが超絶ネトゲ廃人妄想オタク

シュタインズゲートはドン引きするほどの頭の可哀相な人
厨二病ということらしいですが、もう厨二病っていうかほんと気の毒な人・・・・
なんというか・・・気持ち悪いです、生理的にとてつもなく
リアルで関わることがあったら殴りたい、ちかくによって欲しくない
そんな主人公です

小学生が仲間内でごっこ遊びする程度のことを、恥ずかしげもなく素で一人でやってます
電源の入っていない携帯電話で謎の組織と話すふりとか気持ち悪い
いちいち発言も行動も中二病なんだけど
頭のおかしい人がいるーって目線で見てると割と楽しめました
ぶっとんだ主人公っていうギャグ路線でみるいいです、オススメ
俺のめがああああ、腕があああああとか邪気眼はもうお約束ですよね

ただし、主人公として中二キャラを突き通すならどんなときでも、それを通してほしかった
実際追い詰められたりピンチになったりすると、そんなの設定だ!といわんばかりに素に戻る
えーお前そりゃねーよ状態
人間臭いといえばそうなんだけどね
ただこういう紙芝居ゲーではかなり(ライターとして)挑戦的な主人公であることは明らか

さてさて物語に突っ込んでいく前にシナリオ以外の部分をとかちょっと
このゲーム、まず損をしているのはじゃないかな・・・・
リアル指向でもなくアニメよりでもなく、独特すぎて、一般受けしそうな絵ではない・・・
かなり冒険したなぁ・・・と本気思う
シナリオの出来がいいので、これも味となるが、シナリオがこけてたら救えない

CVは私的にはミンゴスがヒロインなので満足
超豪華!とはいいませんが、全体的に有名かつ実力のある人でしめてきているように思います
特に宮野真守のキモイ中二病演技はあっかんwwww宮野ボイスに激しいほどマッチしている
宮野ボイスだけでこのゲーム魅力のほとんどを押し上げているといってもいい
あと驚いたといったらほんと失礼なんだけど
今井麻美さん
めっちゃくちゃ演技よくなってます
もう棒だなんていわせない
これは思わぬ収穫

ゲームシステムとして非常に珍しく選択肢が存在しません
選択肢が存在しないのにマルチエンディング?とかいかに
ゲーム中いつでも携帯電話を取り出せて、シナリオ中にくるメール、
誰に電話をかけるかによってフラグを管理してエンディングが決定する仕組み
選択肢はないなんていいましたが、メールの返信内容は選択肢なので、選択肢は存在します
ただシナリオ上あまり関係ない雑談ベースのメールにやり取りなので、返信内容の正解がつかみづらく
メインヒロインのクリスエンド、Trueエンドに向かうにはかなり難易度が高いです
それ以外はあからさまなので簡単


では肝心の物語について
あ、めっちゃネタバレするからね
きーつけてください



上記でちょろっと書きましたが、選択肢による分岐っていうの概念が薄く
基本的なシナリオ一本道です
こういう言い方は微妙ですが、エンディングはTRUEエンドだけで、あとは未解決のしこりが残るバッドエンドっぽい感じになります
ヒロインルートとか存在しません
そもそも恋愛的要素なんかまったくないので、ヒロインたちと甘いキャッキャウフフを期待している人は要注意
お話は全10章で、途中で物語の解明に諦めると、その章のピックアップヒロインとのエンディングになります
で、伏線とかは回収されることなくそのまんま
ですので直前でセーブしておけば真エンドまでに各エンディングを拾えるのでこんぷは楽です
それが分岐のない一本道ルートのいいところというか悪いところというか
まゆりルートだけはクリス(真エンド)と排他関係にあるので拾えないっていう

シナリオはSFっぽくタイムマシンがメインとなるお話
タイムマシンといっても壮大なスペースワールドって感じじゃなくて、アニメの「時をかける少女」っぽ感じです
記憶だけを過去に飛ばす、そんなタイムスリップ
偶然過去にメールを送れるという装置を開発してしまった主人公
そこでメールを使って過去の改編を試みる
実際過去をかえることに成功するが、その変わった過去を認識できるのは主人公だけ
そうやって実験を繰り返すことで、どんどん過去を変えていってしまう
そんな折世界的研究所のセルンがタイムマシンの研究をしていることを知る
そしてその組織が人道に反する人体実験を繰り返し、犯罪行為も辞さない集団であることを知る
そしてセルンとは違うアプローチで記憶だけ過去に飛ばすことに成功した主人公達はセルンに命を狙われてしまう
またその過程でまゆりが死んでしまうことを知る
なんとかまゆりを救うため過去を正常に戻すことめざす

そんなお話
実際はもうちょっと根深いんですがあまり書くのもアレなんで

タイムマシンが関わると避けて通れない物理法則の難解なお話
あまり難しいことはわかんなーいって人はかなりきついと思う
私はそういうの大好きなんでこれは面白かった
量子力学をかじってると面白いんですけどね

私のタイムトラベルに関するスタンスはYU-NOで提唱されていた多元宇宙論の亜種
歴史は常に分岐を続けている、その分岐の分だけ世界が存在する理論
ケーキがおやつにでた
その瞬間にケーキをたべる未来と、食べない未来に世界が枝分かれする
本作では多元宇宙論をベースとしつつも
因果律に深く関わる展開を見せます、いいよいいよ
因果律を基にする収束の根端律はまさにタイムトラベルの醍醐味だよね!!!

そういった因果律とか収束論とか結構ややこしいのでついてこられないと厳しい
こまけぇことはいいんだよだと面白くないかもしれません
日本人が大好きなシュレディンガーの猫はテーマとしてでてきませんが
主人公がシュレディンガーの猫をぶち壊す特殊能力を持っているのでまんま猫の観測者ですよね
多元宇宙の分岐を認識できるんだから

高評価のポイントがこのタイムとラベルの部分の書き込みが素晴らしいからです
お話としてはセルンっにアレだけやられて結局放置なの?とか
主人公の行動に共感できない部分が多く(何故そううごく!!!!みたいな)イライラさせられることが多いです
あとまゆりエンディングをみていない弊害なのか何故主人公が神がかった能力をもっているのかとか不明です
読み飛ばしてしまった可能性もありますが・・・・

ラストへの展開も胸を熱くさせる演出が巧く
ゴタゴタ解決して一息つくかと思われたら、そこにもっていくのかよおおおおおというオープニングの伏線に飛ばすのは見事
つまり今までの行動はすべてオープニングへの伏線だったんです
いやーいいねいいね


というわけで長くなってきたしまとめ
未来を知って、過去を変えるためのタイムトラベルってのは非常に憧れるシナリオです
ドラえもんしかり、ドラゴンボールしかり、ハルヒだったりと
そういったものに憧れる人はちょーーオススメします

まぁこのゲームをやるような層には大丈夫でしょうが
ネットスラング(2ch用語)、パロディネタを多く含みます
そういったものに耐性がない人はシナリオとは別のところで受け入れがたくなるかもしれません
ただ看板に偽りなし、非常にいいゲームでした
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by minatokako | 2010-09-04 21:11 | エロゲ | Comments(4)
Commented by 読者 at 2010-09-06 19:28 x
仰られるように絵はかなり独特でしたね。
シナリオに相当自信がないと、あの絵を使おうとは思わないでしょう。個人的にはカオスヘッドみたいに、当たり障りのない絵にして欲しかったです。キャラがかなり立ってる分、勿体無く感じます。
Commented by minatokako at 2010-09-06 22:08
確かに確かに。
あの絵だと一見さんお断りムードがない気がしないでもないですね。
キャラ絵が一般うけするような絵だったらもうちょっと世界観に没入できたかもしれない。
カオスヘッドもなんだかんだでいい絵だったと思うんです、はい。
Commented by 読者 at 2010-10-21 09:39 x
>ただし、主人公として中二キャラを突き通すならどんなときでも、それを通してほしかった
実際追い詰められたりピンチになったりすると、そんなの設定だ!といわんばかりに素に戻る

これってまゆりのために作った設定だから元々は普通のやつだからってことじゃないんですかね?
Commented by minatokako at 2010-10-21 23:43
恐らくそうなんでしょうね、そうじゃないと説明がつきにくいし
主人公としてへたれる=普通の人になるってことにつながってるので、
最後まで中二病としてかっこくよくあってほしかったという私の個人的な願いになります


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