2008年 10月 30日
ちょっとしたリクエストもあり、どうせ書くならちゃんと書こう ということで、超名作「こんにゃく」のレビューをしてみたいと思います ※といっても新規書下ろしではないです、ごめんなさい・・・手直しはしてますが、基本昔のレビューからのコピペです 評価:S まごう事なきS、素晴らしきゲーム 数ある丸戸作品の中でも随一といっていい (HERMIT作品はコア故にツボに入ればそちらの方が上という方もいましょうが) テキストは丸戸テイストが存分にでているし、攻略可能ヒロインが多く入るものの、それぞれのシナリオに十分なボリュームがある 共通ルート、個別ルートの配分も絶妙で、トータルバランスで見れば、最強ではないかもしれないけど最高 一言じゃ言い表せないけどさ・・・それでも一言だけいうならさ・・・ うはwwwwすげー面白いよwwwこれwwwwwww としか言葉が浮かんでこないんですよね 面白いっていうか何て言うんだろう? 笑い転げるようなテキスト、圧倒的な勢いをもった怒涛のテキストっていうんじゃないんです ほほう・・・と唸らせるうまさの光る巧みのテキスト、具合良く散りばめられたパロディ、そうこれこそが 丸戸節ってやつなんでしょうかね そんでもって言葉がないくらいシナリオが秀逸すぎる 安心してグイグイ読めちゃうんですよね、時間を忘れちゃうくらいに 何がそうさせるのか、そこまでべた褒めさせるのかということですが いわゆる設定をよくいかし、キャラが立っている。世界観の確立がなされているってのが素晴らしい。 これが出来ているゲームってそうはないですよ、実際 だから共通ルートが凄く面白い、いつまでだってその世界に浸っていたい、そんな風に思わせてくれちゃう それでいて、個別ルートも個別ルートで目が離せない展開ときてるわけです 当時私が語っていたことをそのまま引用しますと 『共通ルートでキャラの世界観に触れる事ができ、ヒロインと結ばれていく過程も大筋においては自然であり、その後の展開もしっかりと描き、1波乱を起こして帰結させる。 王道だね。でもこの王道の流れがにくいくらいにうまい。』 こんにゃくはこの王道を楽しめるゲームなんじゃないかと、今でもそう思います さて、曖昧に褒めてばっかりいないで少し中身の部分にも ゲームの内容としては 行動力とバイタリティに溢れる主人公とヒロイン達が織り成す田舎の離島での学園恋愛コメディとなっていて 本筋のメインテーマとしては、学園寮存続をかけた熱き戦いというのがあったりします 主人公がすげぇカッコいい奴なんですよね、ほんと、みていて清々しいくらいに 私の一番好きな主人公像です 学園寮を存続させるテーマは、個別ルートに入ってしまうと、どちらかというとサブテーマに回されちゃいますが お話としてとてもよかった 個別ルートとは別の、学園寮とお別れのエンディングが涙なしでは語れない素晴らしさでした このゲームの大筋は上記のほうで散々褒めちぎったので、早速各ヒロインルート評へ ※核心をつくネタバレがあります ・凛奈ルート ツンデレメインヒロインキターーーーーーーーーーーーーーーーーー 丸戸氏の描くツンデレのうまさは、前作のカトレアで実証済!! と思ったらツンデレでもなんでもなかったという、変なところで肩透かしをくらったキャラ しかも一見メインヒロインであるかのようにみせて、メインヒロインぽさは中盤から消えうせるというw 丸戸氏はメインヒロインと、裏ヒロイン意図してなのかどうかはわかりませんが必ず配置してきますね、戯画だと まぁツンデレでなくなった時点で私の興味の対象はガックンと落ちちゃったわけですがお話は面白い ま、まさか・・・やっぱり・・・ううん、でも・・・ そうだ・・・きっとそうだ・・・ あのときの・・・っ!運命の人ーーーーーーーーーーーーーーーーー! じゃなかった とかいうオチと展開はまさに想定外、その発想はなかったwwww 見所はその凄まじい勘違いの行方でしょうね んでもってその勘違いが他ヒロインの伏線になっていたなんてね・・・えぇ、だれが想像できましょうか ・奈緒子ルート 声優さんが大御所さんですね、凛奈もそうだけど 世間では声がおばさんすぐるとかいう声もありますが、結構あっていたような気がします というか、世界観にはまってくるとこの声以外ありえないという気すらしてきます キャラデザも含めキャラとしてはかなり好みです 猫かぶりの完璧優等生と、仲間内だけにみせる完璧な姉御役、そのギャップが見所です 過去にある裏設定が微妙にしこりの残す気持ちいいものではなく いいヒロインとは言いがたいキャラながら、最後にはそれを逆手にとって、これ以上ない主人公にとっての「いい」ヒロインに昇華させてくれるシナリオは素晴らしいの一言 数々の名言が印象的でした ・宮穂 他ルートからすると奇抜さはあまりないシナリオながら、生粋のお嬢様が主人公と奈緒子によって壊れていく様はなんとも面白い やべぇ・・・なんかこれ以上特に書くことがない・・・w ・静 どんなシナリオになるのだろうー?と思ったらそうきますか・・・・ 想像していたような展開とはちょっとだけ変わっていくようなギャップを楽しめたシナリオです ただ、他キャラするとちょっとインパクトがないかな・・・ ・沙衣里 年上でしかもクラス担任のくせに、すげーダメな人、精神年齢が低すぎるw そんなマイナスを全部プラスにしちゃっていくようなシナリオはかなり面白かったです これ以上ないくらい主人公に依存していくようなシナリオは好みなんですが、ちょーーーっと主人公に惹かれた経緯が強引かなぁ・・・と思いました 見所は、職員会議の場面、ディベートによって会議の流れをひっくり返す様子は 動きも何もないテキスト描写だけなのに、その緻密さに目が離せませんでした ・海 真ヒロイン(裏ヒロイン)ktkrww 正真正銘、物語のキーとなる真ヒロインですね 明らかに主人公にベタぼれなのに、これ以上ないくらいに尽くしているのに 決して主人公を受け入れないキャラ そのくせ他のヒロインと仲良くすると嫉妬したり悲しんだりする・・・ こいつは・・・におうぜっ!ぷんぷんするぜっ! このように数々の伏線が張られていき、丁寧にそれを回収していくシナリオは圧巻 トラウマを抱える海の精神と、簡単には切り離せない事情というものを主人公の持ち前のバイタリティによって全てぶっとばしていく様は爽快すぎた 寮の存続のテーマとか、主人公の過去に一番踏み込んでくるくだりもあるので、やっぱり真ひろいんなんだなぁと思います キャラとしては、奈緒子や沙衣里の方が好きですが、いかんせんシナリオの格が違いすぎる おまけ ・茜 全キャラをクリアし、かつ特殊エンディングを見た後に解放されるルート 海を真ヒロインとするならば茜はある意味、とっても裏ヒロイン もう上のほうでいっちゃってますが、ネンを押してネタバレするのもあれなのでこの程度にしておきます まとめ 結局褒めちぎっておわってしまった 丸戸信者がこんにゃくをレビューするとこうなるという悪い見本ですねコレ 2006年マイベストゲームはかにしの奪われてしまいましたが、それでも2006年を代表するゲームであることは誰もが認めるところでしょう 他のS評価のゲームよりは頭一つ抜き出てオススメできる一品かと思います S+やSSでない理由は・・・まぁSSはちょっとつけれませんがS+いけたかもしれません 海だけみればS+なんですがトータルではSでしょうという感じです、あーめん
by minatokako
| 2008-10-30 23:54
| エロゲ
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