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2009年 01月 18日

処女はお姉さまに恋してる レビュー

評価:B+
※再プレイ時の新規レビュー書下ろしのため、貴子、紫苑ルートのみ個別ルート評をします

何故か急にやりたくなった
もう発売から約4年ですかー、時が経つのは早いものです、ほんとうに・・・ほんとうにね・・・もう
この作品、評価はB+と辛いですが、評価以上の何かがある作品だと思います
発売当初のプレイでは、思いっきり徹夜しました
気がついたら朝日が昇っていました・・・糞寒い中よくもまぁ
意図せず徹夜、というか時間を忘れさせてしまうって言うゲームは滅多にないです
私の記憶の中でも10本あるかないかでしょう
それだけ世界観にどっぷりつかるか、引き込まれる何かが必要なわけです
それがこのゲームにはあった、ということでしょう

さて、お話の簡単な紹介ですが
まずタイトルだけ見ると、どんな色物ゲームだよwwwとか思ってしまいますね
正式読みは「おとめはぼくにこいしてる」です、略しておとぼく
主人公が女装して、お嬢様女子高に通うという設定なんですが
程度の差はあれ、この設定自体にはさほど奇抜さはありません
ですが、主人公をより完璧に女の子、女の子より女の子らしくとしてるうえに、
性根はしっかりと男であり、ヘタレでもない、なんでもこなせるパーフェクトボーイ
そんでもって超絶お金持ちという、無敵設定にしてるところが面白い
女子っぽい男主人公及びキャラってのは総じて、ヘタレというか、なよなよしてるのがほとんどですなので
そういった意味でいい差別化が図られているなと
心持はしっかりと男なのに、お嬢様言葉話す主人公になんか萌えます

シナリオですが、
このゲームの魅力は、女子高に紛れ込んでしまった男の子の奮闘劇というのを非常にうまく描ききったことだと思います
設定だけはいいのに、それをうまく活かせてないゲームが多い中で、ここまで設定を使い切った作品は素晴らしいの一言
現実ではありえない、それこそゲームだから体験できる仮想現実を垣間見れるのは面白いですね
若干百合テイストが強いものの、そこにある種のタブーを見出せるとより一層面白さをましてきます
いや私にそんな属性ないんですけどね
登場キャラはみな、主人公が男だと判明する前に惚れるので(紫苑、まりやのみ例外)、外から見た構図は♀×♀
なんという禁断
そういった設定を活かした描写と世界観がうりのゲーム
シナリオはそれにくっついてる来てる形ですね
なんで壮大なストーリーとかがあるわけではないです
テンポは軽快、シナリオも面白い、テキストは非常に好みです
というのもテキストは簡潔で読みやすいんですが、イチイチ普段使わないような言い回しや用語が凄くでてきます
国語、古典に自信のある私ですら、グーグルで調べることが幾度とありました(一応作中で中略がでます)
こういったちょっと雑学やら、国語力が問われるようなテキストは真剣に読む気になれるので非常にいい
ただ評価としてAじゃない理由としていくつか苦言を呈させてもらえれば
設定以外の共通ルートがイマイチ好きなプロットではない
各話形式で進むのですが、それぞれの話で特定のヒロインピックアップがあったりするのがあんまり好きじゃない
そういうのは個別ルートのみでやって欲しくて、意図しないヒロインのピックアップを共通ルートでしないで欲しいです
共通ルートではあくまで共通に、フラットに進んで欲しかった
徹夜しちゃうくらいなんで、中だるみとかはないんですが、2週目3週目となると、比較的長い共通ルートが枷になってきます
7割くらいおんなじ展開
毎回みるのはつらいです
他にも貴子は一代で財を成した厳島家の孫娘って表現をしてるとこ、一代で、しかも財を成したのは父親だと作中で何度も出ますから
孫娘って言い方はおかしい
細かい設定の矛盾の荒さもありました
ヒロインも正直な話、繰り返しのプレイをしてでも結末がみたい!と思わせてくれるのは貴子と紫苑だけで、ぎりぎりでまりや
コレは私の感性の問題ですが、他ヒロインルートはやりたいとは思えませんでした(初回プレイではやってます)
そんなわけでAではなくB、色々と惜しいです

次に個別ルート評
今回はFDでも取り上げられる特に人気の高いヒロイン2名
・貴子ルート
主人公の瑞穂の例題とすれば人気NO1キャラですね、ツンデレです、ツンデレラです
あまりツンデレというものが浸透し始めた頃を考えれば、ツンデレ界の代表キャラともいえるでしょう
ツンデレというものがどういう認識かわかりませんが、貴子は、文字通りのツンデレだと思います
よく言われるツンデレのイメージは
「べ、別にあんたのためにやったんじゃないんだからねっ、か、勘違いしないでよねっ」
という明らかにデレデレなのに、素直になれずツンツンしちゃうキャラクターイメージが定着していますが
本来のツンデレは、理由はどうあれ(主人公に微塵の好意もなく)ツンツンしてるキャラが
次第にツンツンしながらも好意を見せ始め、最後には180度変わったようにデレデレになる
これが私の思うツンデレです
貴子はこのタイプのツンデレ、ツンデレのスタンダードですね
キャラクターとしてもツンデレという言葉で終わらせられないくらい魅力的で、
女(と思っている)である主人公に惚れてしまった困惑や、男嫌いだったはずなのに男だとわかって性別の壁は破れたと喜ぶ様とてもいい
そんでもって最後にはこれ以上ないくらい主人公依存症になるはまさに鉄板の萌え
家同士の確執なんてのもちょっとだけでてきますが、シナリオとしてあまりその点に突っ込まなかったのはよかったです
冷静に見れば主人公の家と比べらたら格が違うんですけどね、問題以前のこと
とにかくこの貴子というキャラクターは凄まじく、キャラメルBOXの出世に大貢献しただけなく
今をもってなお私の中で5本の指に入るキャラとなっています
ファンディスクのやる気箱2の貴子シナリオもオススメです
さて・・・・よくぞ、ここまで一言も話題にしなかった・・・と、褒めてやりたい、自分を
この貴子というキャラですが・・・

CV佐本二厘 (ふーりん!ふーりん!)

そう。。。佐本二厘さんなのですよ
そしてこの作品で私は佐本二厘さんという声優さんを強烈に脳裏に刻まれました
もちろんこの作品が初出会いというわけではありませんが、それでも脳裏に刻まれるほどではなかった
この厳島貴子というキャラに、戦慄を覚えるくらいふーりんの声はマッチしてると思います
本人曰く、自分とかけ離れてるので難しいといってましたが、とんでもない
この貴子の声のふーりんは、歴代のふーりんキャラのどの声にも当てはまらない気がします
再プレイをしたからこそいえる言葉ですが、プレイしていて、一度もふーりんだと意識しませんでした
私の場合、ダメ絶対音感のせいかキャラよりまず声優さんありきで見ちゃうんですがそれが全くない
これはなんとも奇妙なことです
普段あれだけふーりんふーりんと鼻息が荒いのに
私の対するふーりんのイメージがこれで固まってしまってるので、どうしても似たような声のキャラを追いかけてしまうのですよね
そんな1つの天啓を与えてくれたキャラでした

・紫苑ルート
キャラデザは貴子についで好きです
旧華族の血を引いて、物腰もまさに生粋のお姫様、それでいてユーモラスに溢れる
設定としては非常にツボです
物語り全体としての絡みも多いので、もしかしたらメインヒロインなのかしら?と思う節もありますね
シナリオですが、やっぱりです、やっぱりなのです
家の都合で、金持ちのおぼっちゃんとの結婚させられるシナリオ
もう通説です、テンプレートってレベルじゃないです
世のお姫様、お嬢様はこんなんばっかりです
それを理由に主人公を袖にしようとします
ここまでは、どのゲームでもありがちな私の大嫌いな展開
だがおとぼくは格が違った
主人の家があまりにも強大なために、全くそんなことは問題にすらならないという一瞬のどんでん返し
もう勝負はついてるから
と言わんばかりの覆し
これはお嬢様問題テンプレートへの痛烈なアンチテーゼと取れるので物凄く痛快、すごく、すがすがしい
まさか紫苑もそんな隠し玉があるとは思わなかったでしょう(主人公が家柄を隠していたため)
そのへんの(゜Д゜)ポカーンさもこのシナリオの魅力の1つでしょう
やるきばこ2の紫苑シナリオは夫婦となったその後がみれるのは嬉しいですけど、あまり紫苑がピックアップされないのはかなしいですね


とそんな感じで、久しぶりに長く書きすぎました
それだけこのゲームに対する私の想いが強いということでしょう
佐本二厘ファンでプレイしていない人はまずいないでしょうが、もしいたら今すぐプレイしてください
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by minatokako | 2009-01-18 14:41 | エロゲ | Comments(0)


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